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●それでも恋するバルセロナ(VICKY CRISTINA BARCELONA)

●それでも恋するバルセロナコチラの映画、、公開一週目ですがよほどの映画好きしかこないだろうと判断したのですが甘かったようです。

『愛を読むひと』や『いけちゃんとぼく』『余命1ヶ月の花嫁』ながどの感動系か、派手な『トランスフォーマー』 とか『ターミネーター』話題の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に人は流れて、エグゼクティブシートは余裕でとれると思っていたのですが、、、、いってみるとひとつだけ電光掲示板の文字黄色くなっていて、前から3列目までの席のみのご案内というアナウンスまでされてい状況(--;

こんなんだったら、、さっさとネットで予約すべきでした(><)

ウッディ・アレンらしい ビターなスパイスの効いた大人の恋愛映画でした。






【ストーリー】バルセロナにバカンスに訪れたクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)とヴィッキー(レベッカ・ホール)は、画家のフアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)に惹(ひ)かれていく。そんな中、彼の元妻のマリア・エレナ(ペネロペ・クルス)が戻ってきたことから、やがてクリスティーナとマリア・エレナにもある感情が芽生え始め……。
シネマトゥディ


普通恋愛映画といったら、ロマンチック観客を物語に誘い、愛の世界に陶酔させ楽しませるものなのですが、、そこはウッディ・アレン監督!

私たちの一般的な感覚からいうとかなり破天荒で奔放な愛の様子を一歩引いた視線でクールに見せていてるところが面白いです。

恋の素晴らしさではなく、恋の馬鹿っぽさを描いているコチラの作品。。
馬鹿っぽいからって愛を否定しているのではなく、たまには馬鹿になってもいいのでは?と愛を摸索し翻弄されている人たちを、愛すべき存在とした暖かく見守っている監督の意思を感じられました。

出てくる登場人物だれもが魅力的なのですが、、ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルスの存在感が秀逸です!

ペネロペ・クルスは この映画の中の起爆剤的存在である情熱の感性の女マリアの役を熱演しています。
良識や常識を重んじてきたヴィッキー、常識や良識を無視しているのではなく、必死で否定し奔放であろうとしているクリスティーナに比べ、そういったものを一切もたず心の赴くままに行動していくマリアは、キャラ的にも突き抜けていて輝いています。

彼女自身が美しい女優さんというだけではなく、マリアというキャラクターのだすオーラが凄まじく、スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール二人を霞ませているようにも感じてしまいました。

またハビエル・バルデムが 意外にもカッコいい!
ハビエル・バルデムというと、『ノーカントリー』で見せた存在感があまりにも強く、得体のしれない不気味な男というのが頭にこびり付いているのですが、この作品のハビエル・バルデム色気ムンムン!!
出てくる美女3人と次々関係をもつというと、いい加減でだらしない男に思われそうですが、実は誰に対しても誠実。

向き合うべきときはキチンと向き合い、誰に対しても本音で接してきます。

単なるたらしではなく、女性を魅了し堅物のヴィッキーの心までも揺るがすことになるというのも説得力をもたせています。

先の読めないあまりにも破天荒な恋愛に、見ていて「えぇぇ そうなるの?それは ありえない!私なら無理!」と思うところは多いのですが、決してベストな恋愛をするキャラクターがまったくいない物語にかかわらず、登場人物がちょっと羨ましく感じてしまう私でした。


●それでも恋するバルセロナ


評価 ★★★☆☆

ウディ・アレン
製作: レッティ・アロンソン / スティーヴン・テネンバウム / ギャレス・ワイリー
製作総指揮: ハウメ・ロウレス

出演 ハビエル・バルデム
ペネロペ・クルス
スカーレット・ヨハンソン
パトリシア・クラークソン
ケヴィン・ダン
レベッカ・ホール
クリス・メッシーナ




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